人の短所しか見えない人の婚活
結婚までとんとん拍子に進む人とそうじゃない人
結婚相談所のカウンセラーにとって、最もうれしい瞬間は、
会員さんが結婚を決意されたご報告を受けた時です。
式場や指輪や新居のご相談を受けたり、お相手のご両親へのご挨拶のご報告を受けたり、
本当にこの仕事をやっていて良かったと思える瞬間です。
普通の恋愛結婚に比べて、出会いから結婚までの時間の経過は相談所の方が
短いのが特徴です。
普通の恋愛の場合、互いを知るところから二人の気持ちが結婚という同じゴールを
目指し始めるまでに、ある程度の時間が必要となりますが、結婚相談所の場合は少し違います。
もともと結婚の意思をもって登録された二人ですから、あとは互いを知ることができれば
話はとんとん拍子に進みます。
はじめてのお見合の前に、相手のことについて多くの情報をもっている状態からのスタートになるので、
とても効率がいいと言えると思います。
「相手の短所しか目につかない」
さて本題ですが、結婚が決まる人は本当にスムーズにその過程を経てゴールインされますが、
反対に、なかなか真剣交際に至らない会員さんもいらっしゃいます。
全てではありませんが、そいういう会員さんにある特徴を見出すことができます。
それは、「相手の短所しか目につかない」ということ。
もちろん、生涯のパートナーを選ぶのですから、研ぎ澄ました目で見る必要があるのは事実です。
でも、まず粗探しから入ってしまうと、そこで自分の中にストッパーがかかってしまいます。
それ以降はもう「お断り」しかなく、本当の相手の方を知ることもなく終わってしまのが、
本当に惜しいと思うのです。
なぜ短所しか見えないのでしょうか?
邪魔をする無価値感と強すぎるプライド
答えは一つではありませんが、ここには深い~心理作用が働いていたりします。
ズバリ!人の欠点がよく目につく時は、自分自身が好きじゃない。
または劣等感の裏返しだったりする場合があります。
劣等感が強いことを自覚するのが怖くて、必要以上に高いプライドを持ってしまうんです。
「自分には価値や魅力がない」と思う心理状態を、無価値感といいます。
どんな相手を会っても、自分の無価値感が強ければ強いほど、
「こんな自分を相手にしてくれるはずがない」という認識が働き、
そんな自分の心理状態を認めたくなくて
ついつい相手の粗探しをして、せっかくのご縁自体を遮断してしまうわけです。
もちろん本人は意識しないところでの心理作用になりますから、自覚することなく
相手の短所をあげつらうことになってしまいます。
これでは結婚は難しいですね。
まずは自分を認めてあげることから
こういうタイプの方の婚活はスタートすると言ってもいいでしょう。
ついつい相手に批判的な気持ちが芽生えてしまう場合、
ちょっと立ち止まって自分自身を本当に
認めてあげてるのかしら?と再確認してみませんか?
