匂いと記憶

2018年04月12日(木)

ーふと湿った朝の空気を吸った時、いわれもなく小学校の入学式の朝を思い出したーなんてことはありませんか?

私はけっこう頻繁に経験します。

つい最近だと、朝出勤するのに外に出た瞬間、爽やかに晴れた空気の中にちょっと涼しい風が吹きました。その時、なぜかまだ小学校低学年だったと思いますが、正月の朝の一日を思い出しました。特別なことがあったわけではありません。元旦の朝、家の近所を歩いていたというだけの記憶です。たぶん同じ匂いがしたんだと思います。

嗅覚って不思議で、最も記憶と結びつきやすいといわれています。

嗅覚以外の感覚がすべて、視床下部とつながっているのに対し、嗅覚は扁桃体と海馬という記憶と感情を処理する部位に接続されるのだそうです。

普通ならほとんど思い出すこともないような、幼いころのしかもピンポイントの一日のある瞬間が、リアルな映像として思い出されるのです。なんだか不思議ですね。

匂いといえば、男女の間にも大きな働きをしています。

見た目はタイプじゃないのに、なぜか惹かれる男性っていますよね。それは”匂い”なんだそうです。好きな香りとかいう単純なものじゃなく、遺伝子レベルでは、なるべく優秀な子孫を残すために、自分を補う素因を持っている人を選ぶようにできていて、それが惹きつけられる”匂い”の秘密です。

一緒にいてなんか安心するとか。もっと一緒にいたいとか…そう思わせる原因にも”匂い”が関与しているかもしれません。婚活をされるとき、ちょっと気をつけてみてください。でも「クンクン」嗅いじゃだめですよ(笑)

 

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